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易武山のプーアール茶

 「茶祖史話」によると易武山の茶生産は後漢時代225年に開始されました。
 1700年代終わりから1800年代半ばには易武山の伝統的なプーアール茶は最盛期を迎えます。茶農家6万人、茶の生産量8万坦(1坦50㌔)を超えました。朝廷に献上されるプーアール茶の殆どを生産していました。易武山のプーアール茶に感動した皇帝が「瑞貢天朝」の扁額を送った車順号、現代では中国国家の国礼の茶として諸外国に贈られている「同慶号」などを初め、茶問屋や茶厰も数十軒ありました。
 最後の皇帝・薄儀は「易武のプーアール茶は皇室の人々の好物であり、それを所有する事が身分の高さのシンボルであった」と回想しています。
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 しかし1950年代以降、プーアール茶生産拠点は勐海地方が盛んになり、1990年代易武では茶葉が売れない時代もありました。そんな1999年製の茶、15年経てゆっくり熟成し、今年初めて「エコ茶会」で皆様におわけしようと思います。(ひと足早く20日の香流一周年パーテイー黒茶席でお目見えします)
 現在の中国では樹齢が古いほど茶葉が高価です。千年を超えるという茶樹で作られたプーアール茶は2014年製で餅茶一枚が1万元を超える値段で売られています。易武山の茶樹は千年茶樹もありますが、最盛期に植えられた樹齢200年前後の茶樹が多いと思われます。ですから私達でも今なら手に入れる事が出来るのです。もう少し中国人のプーアール茶文化が円熟すると、茶葉で大切なのは樹齢だけではなく、茶樹の植っている場所にある事に気ずくでしょう。易武山のプーアール茶をその前に買っておかなければと思ってます。今回は1枚しか手に入りませんでしたが、まったくの伝統製法で作られた美味しいお茶を一つ見つけました。「エコ茶会」が終わったらすぐに調べて見ようと思っています。私は30年近くプーアール茶を飲んできて土壌、地形、温湿度など、土地の特徴がプーアール茶の味を決めるような気がしています。
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 何もわからないうちから何故か一番好きだった易武山の茶、1999年製でもまだ若い茶です。後15年経た時、なんて美味しいプーアール茶なんだろうと皆様に思って戴けたらこんな嬉しい事はありません。陳先生は「紅印になるよ」そういってニヤリと笑いました。
 茶席の「瑞貢天朝」は易武山で最高の茶葉で作られています。西太后も皇帝薄儀も胡錦涛元主席も、そして千年以上の長きにわたり、有名無名の何人の人が同じ樹木で作られた茶を飲んだのかと思うと、自然に笑いが浮かんで来てしまいます。
 
 

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by natch551 | 2014-09-18 15:35 | 普洱茶
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