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易武山から贈物

 易武山の普洱茶が好きだ。易武山が近代普洱茶を作った。清朝宮廷で愛されたのは易武山の普洱茶。なんてなんて易武山、易武山と言っていたら易武山から大きなプレゼントを貰った。思いって通じるものなんだと今回屹瑪茶業と知りあってとてもとても嬉しかったし、頑張ろうという新しいパワーも貰った。
 昨年夏の事。森崎さんがご紹介下さった古茶樹の普洱茶、その出店が広州茶葉市場にあるのを海馬が調べ、5700軒とも言われる茶葉市場の端の端まで半端ない暑さの中を出かけて行った。そうしたら何ともうその店は無くなっていた。
 がっかり、隣を見るとやはり今まで聞いた事のないメーカーながら良いお茶がありそう。ここまで来たのだからと覗いて見たら、易武山を中心とした良い茶がたくさんある。一枚飲んで美味しいからそれを欲しいと言うと今は見本の一枚しかないと言う、それを購入した。屹瑪茶業との出会いだった。何枚かその時いくつかの店で買ってきた茶を日本でゆっくり味わって見ると屹瑪茶厰のお茶が抜群に美味しい。熱帯雨林の中でゆっくり育った柔らかい茶葉、甘い飲み口、何より太陽をいっぱいあびながら乾燥していく昔ながらのゆるい揉捻と石磨のゆるさが良い。最近では石磨圧製と言いながらプレスしたような餅茶が多いなか、手で半分に折れる位ふんわり仕上がっている。(茶壺天堂ホームページ参照)
 海馬さんがエキサイト翻訳で中国語の手紙を出すと、メールが返って来て、広州の店に茶を用意したと言う。さー今回は質問一杯用意してゆっくり時間をとってお店を訪問。
 香港育ちのガールフレンドが出来ていて今回は筆談だけでなく英語も通じる。とりあえず予約して置いた茶を購入、40枚しかなかったからと2枚分はいろいろな茶を持って行けと4枚もおまけを戴く。茗香茶荘の易武山(1999年)の茶は評価も決まり、日常飲むのには高価になった。永聘號も易武山で作られた茶はどんどん値上がりしている。今回屹瑪茶業のこの茶が手に入ったのはとてもとても嬉しい。
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 私達が持って行ったもう手に入らないお茶など飲みながらゆっくりとした時間が流れる。今回は結局3日間も通いとても仲良くなれたと思う。
 屹瑪茶業の老板陳氏は彝族である。易武の地蔟だと言う。昔々から住んでいたのだ。17歳で茶の修業を始め、23歳の時23人の仲間と屹瑪茶業を立ち上げた。広州に店を出したのは4年前。今30歳位かな?易武山の何処?かと問うと老街だと言う。製作過程、茶樹などいろいろ写真を見せて貰う。樹齢800年を超える茶樹もあり、やはり柵をめぐらし、保護している、私の買った茶は樹齢300年、熱帯雨林の中で大きな樹木におおわれた中でけなげに生きてる。
 山を歩く彼はライフル銃を背負っている。仕留めた猪と写っている写真もある、民俗服を着たお母さんの写真もあった。そして山の茸を使った易武山のXO醤ももらった。そう彼らにとって易武の山は茶の木だけではないんだ。そこに住む人々にとって、獲物をとり、茸をとり、大切な大切な場所なんだと言う事が写真を見てよく分かった。
 茶葉だけが大切だと花も咲かせない栽培もある中、花だけで作った餅茶も貰った。
 易武山が普洱茶作りの中心地だった頃からもう200年、写真を見ると老街はまだまだ静かだ。だけど普洱茶が自由化されてからもう十年を越す、老街にこんな新しい動きが出てきた事が本当に嬉しい。やはり昔から茶樹を管理してきた人々が外部資本に茶葉だけを売るのではなく、伝統を大事にして、昔ながらのお茶を作る、それが一番良いと思う。私が買った茶は屹瑪茶業で最高の茶ではない。もっと樹齢の古い木で作ったもっともっと高価な茶もあり、2013年には上海の茶博覧会で銀賞も取ってる。でも今日本で一枚15000円で売ってる餅茶の中では抜群に良いお茶だと自信を持って言える。(良いお茶の定義はいろいろあるから私の中ではだけどね、)2月18日からは18000円にします(笑)茶頭は売るお茶だと思わなかったから易武の工場にただ置いてあるらしい。次回はそれも仕入れよう。少しでも良い易武山の茶を普段飲みやすい値段で皆さんに届けたい。そんな道筋が見えて来たのが本当に嬉しい。彼らは何があっても易武山を出る事がないだろう。これから何十年も易武山で普洱茶を作り続けるだろう。来年は易武山にお二人をご招待します。陳氏はそう言った。西双版納行きたいと言い続けながら昆明どまりだったけど、機会って必ず来るんだなって思う。易武山にゆっくり行けるように今年はいろいろ頑張ろう。普洱茶の神様有り難うございます。これからもよろしくお願いします。
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by natch551 | 2015-02-10 23:28 | 普洱茶
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