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「純料」と呼ばれる普洱茶


 普洱茶にあまり関心ない方にはチョット難しいかも知れませんが、ブログでお茶をご注文下さった皆さまの為にも新しい情報共有したいと思います。
 とりあえず簡単に普洱茶の歴史です。中国が資本主義であった時代、各茶厰は何々號と呼ばれていました。その時代に作られた普洱茶は「號級」と呼ばれています。2004年以降にまた何々號と呼ばれている普洱茶が増えましたが、これはあくまでも1940年代までに作られた普洱茶の名称です。
 1950年代、60年代初め、国営企業が作った普洱茶、紅印、緑印、黄印を総称して印級と呼びます。ここまでの普洱茶は現在では飲むというよりもコレクションアイテムになりました。
 70年代になると印級をプロトタイプに様々な普洱茶が国営企業で作られ、2004年以降には国営企業が衰退し、その流れを持つ又新しい資本家のもとで普洱茶は生産量がふえ続けます。
 古茶樹、もしくは実から育てられた実生の茶樹ではなく、挿し木で作られた茶畑を台地茶園と言いますが、1970年代以降に沢山造られたのです。挿し木は親木とまったく同じに育ちますから消費量が増え、大量に同じ普洱茶を作らなければならなかった場合に必要不可欠なものだったでしょう。
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 拼配料(ほうはいりょう)と呼ばれる茶の登場です。拼配料茶は簡単に言うとブレンド茶です。台地茶と呼ばれる茶畑の茶と、山の古茶樹の茶をまぜて作られました。文化大革命の時代はもとより、国営企業に茶葉を納めなければならなかった90年代まで、茶葉は国営企業で配合されて拼配料茶の普洱茶になりました。これには長い経験と技術が必要とされます。黄印をプロトタイプに作られた7542と言う茶など75年以降〜現在作られ続けています。そして90年代の7542は高い評価を受けています。拼配するには茶葉を見て普洱茶の将来をみとおす眼が必要で、誰でもが出来る事ではありません。勐海茶廠の名厰長だった邹炳良さんが独立して作った「老同志」、阮殿蓉女氏の「六大茶山」などもその伝統を引き継いで基本的には拼配料茶です。全部ではありませんが「老同志」の茶も普洱茶好きの間で高い評価を受けています。
 現在中国では普洱茶の定義を決めています。2010年には新しく「純料」という語句が使われる普洱茶が出現しました。「純料」とは同一時間に同一樹木から同一等級の茶葉を採って作られた普洱茶と定義されています。同一時間と言うのは同じ時期と言うのでしょうか?一週間違ったら茶葉の状態は違ってきますから、常識の範囲内2,3日でしょうか?同一等級と言うのも、厳密に言えば四級から六級までとかその茶を作るのに必要な等級なら良いのでしょうか?茶樹の大きさにもよりますが、ある程度の量がまとまらなければ普洱茶は作れませんから。この辺は次回もう少し調べてみます。
 この定義にあてはまる普洱茶だけが「純料」と表示する事が出来ます。今回仕入れた屹瑪茶業はこの定義を受けて、2011年に「純料」普洱茶だけを生産していくために創立されました。
 驚異的早さで発展した近年の中国にあって、この10年は普洱茶業界も驚異的速度で変化しています。古茶樹、何々茶山の名を冠した普洱茶が氾濫している現在、本当に良心的な茶厰にとってこの基準は歓迎する事態だと思います。普洱茶投資家にとって都合が良かったりすると愛飲家としては困りますが。今年は普洱茶にとって大きな転換期だと言う記事を読むと、この所毎年そう言っているじゃないかと言いたくもなったりしますが。少しずつ普洱茶をとりまく環境が整備されていくのは嬉しいと思います。
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 ただ私にとっては美味しいのが一番大事、美味しくて誰でもが買える値段である事が大切です。そして、オーガニックなだけではなく化学肥料も使わず、根を大地の奥深くまで張り、パワーをくれるお茶で有る事が何よりも大事です。今回も美味しかったのて仕入れてきました。そして「純料」と書いて有る意味が知りたくて海馬さんが調べました。だから「純料」の意味がわかったのが後なんです。
 そう言えば同じ3月に摘んだ同じ易武山の300年茶樹で作られたお茶3種類飲んだけど皆味が違いましたし、茶葉も違いました。800年茶樹の茶なんて10倍も値段してたけど「純料」なら無理もないか、と少し理解出来たような気がします。普洱茶にこだわりのない方にはどうでも良いかな?もしご興味あってもわかりにくかったり、わからなかった方がいらしたらご遠慮なくメール下さい。

 

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by natch551 | 2015-03-01 23:21 | 普洱茶
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