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楊聘號の熟茶、茶葉市場を飛び出して 広州仕入旅 四

 熟茶も仕入れなければなりません。陳年茶頭もあと10㌔弱しかない。可以興磚茶も2007年以降は経営者が変わり、値段品質共に良くない。毎日気楽に飲んで戴きたいから品質は良く、安定して供給が出来て、尚且つ買いやすい値段である事、この難しい条件で海馬さんがいろいろ調べました。そして候補に挙げたのが楊聘號 (YangPinHao) の熟茶です。
 百年の歴史を持つ老舗が、ちょうど百年を迎える2012年に記念を兼ねて作った茶です。再興された現在では少品種ながら卸しを中心として丁寧な商売をしています。昨年11月に茶葉市場から移転し、現在の店は代官山のヒルサイドテラスの様な建物の二階のアートな空間です。壁面にはきれいに飾られた茶器、胡琴も配され茶を飲みながら二十人位ならパーテイーが出来そうな空間で、広く採られた窓からは樹木の緑と外光が溢れています。お客さんはベルを押して開けてもらい中に入るようになっていて、一見様には入りにくいサロンでしょうか。
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 老板の呉先生を指名すると昼食に出ていてすぐ戻るとの事で、英語の出来るマネージャーの方と試飲しながら待ちました。昔の製作現場の白黒写真もあり、現在の他の熟茶より、温湿度を控えめに堆積している事、ここは茶を飲んで選んで貰い、全国に卸すサロンである事、全国に楊聘號を扱うお茶屋が増えている事など、生茶も易武山のがお勧めだと淹れて呉れました。呉先生は若い静かな方で、どうやら店の切り盛りはすべてマネージャーがしている様子。
 雲南省勐海の本拠地の工場は、お兄さん?が仕切っている様子でした。初めてなので、買ったのは少量でしたが、大卸しと同じ値段にしていただきました。マネージャーよりやさしそうだったから呉先生の隣に移動して、そっと交渉し値引きに応じてもらい、おみやげに易武山の生餅茶も戴きました、やったね。帰って来て飲んだらくせがなくてとても美味しいです。357g 一餅六千円で売れることになりました。
 最近自分の世界を作りたい茶商たちが茶葉市場を出て、気に入ったロケーションで個性的な店を作り出しはじめていると今回感じました。レストラン兼用にしたいから、ビジネスの中心地、お金持ちの集まるエリアにしたいとか、楊聘號の様にアパレルのデザイン会社が集まるモダンな場所にするとか、どこもゆったりスペースをとり、くつろいでゆっくりお茶を飲んで貰える様に出来ています。古琴を置く店も増えてました。経済発展は右肩上がりが小休止の様子ですが、今回は円安でも無茶なお茶の値上がりがなかったので、その分気分は楽だったと思います。投資など考えないで、好きなお茶をゆっくり飲む、やっと中国にもそんな豊かな人が増えて来たのだとしたら、とても嬉しいと思います。
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by natch551 | 2015-07-17 22:38 | 普洱茶
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