今日もぼんやりプーアール

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カテゴリ:中国茶( 11 )

「エコ茶会」in “茶壺天堂”、黒茶は違う?

 あっと言うまにもうひと月経ってしまいました。
 いまさらですが、まずはご来場の方々、お買い上げ戴いた方々、楽しくおしゃべりした方々、本当に有り難うございました。毎年の事ながら新しい茶縁も出来て、本当に嬉しかったです。
 時間によっては、お店が忙しそう、試飲席も一杯と、せっかくおいで戴いたのに、遠くからご覧になってあきらめてお帰りになった方がいらっしゃった事、本当に、本当に申し訳ありませんでした。
 来年はもっと皆様にくつろいで戴けるような店作りをしなければと反省してます。終わってからご連絡下さり、改めて来て下さった方が四人もいます。「エコ茶会」でも店を遠巻きに見ていたご様子で、そうあのお茶人気でしたね。なんて言われると本当に恐縮してしまいました。 
 毎年来て下さる、東京以外のお客様が例年どうりお元気なお顔を見せて下さるのも嬉しいですね。昨年のはどれも美味しかったから菜津子さんセレクトでおまかせします、なんて言って毎年少しずつ買って下さる量が多くなる方も何人かいらして、苦労も吹き飛びますね。来年はもっと良いお茶を探さなくてはと、とっても励みになりました。
 中国、台湾旅行で普洱茶に出会い、自分で買ってきた普洱茶より“茶壺天堂”のセレクトが美味しい、コストパフォーマンスが良いと、お客様になって下さる方も多くそれも嬉しかった。
 というわけで“茶壺天堂”はお客様の増加にともなって売り上げも伸び、良かった良かったなんですが、他の出店者の現状をいろいろ聞くにつけ、私らしくもなくこのひと月はいろいろ考えてしまいました。それは日本における中国茶の現状って言っちゃって良いのか?はわからないけど、一端であるのは確かだと思う。
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 “茶壺天堂”以外のお店では新しいお客様はたくさん来たけれど、中国茶を勉強したお客様は買ってくれなかった。そう皆さん言います。良いお茶を置いて、一緒に勉強したお客様がお茶を理解するようになったらもう買わないと。でも今回は新しいお客様が多かったから、売り上げは殆どのお店が伸びたようで、それは良かった良かったですが。
 “茶壺天堂”では逆に勉強して分かってきたお客様ほど楽しんで買って下さる。だから私ももっともっと勉強して、良い普洱茶を探さなければと、お客様からのお声がとてもはげみになる。初めて茶縁が出来た殆どのお客様が普洱茶に興味を持って、“茶壺天堂”目指していらしていました。だけどだけど何となく黒茶に興味持って、試飲して美味しかったから買ってみる。そんなお客様は来場者数考えると少なかったな〜。初めて飲んだ普洱茶がまずかったのか? 他の中国茶と比較すると入門しずらいのか? 実は今回500円のお茶に一番時間とお金をかけて準備した。テトラのテイーバックもトウモロコシから作った繊維にして、くせなく1日中飲める90年代の茶で作った。普洱茶って安くて美味しいんだ、そう言って戴こうと頑張ったけど一番売れなかった。どうすれば初めて中国茶飲む人に普洱茶飲んでもらえるのか? そう考えていた時に他店のお話を聞いた。逆だー。
 特に台湾茶、私の生徒さんでもやはり台湾茶が一番好きだし、興味あると言うから日本で何軒かのお店を紹介した。しばらくして、台湾におなじみの店が出来ましたと連絡が…。台湾茶美味しい—良いの買ってみる—勉強する—台湾へ行く、これは一つの順路かもしれない。黒茶は?初めて飲んだ普洱茶がかび臭かった(正しく作れば違うのに、他の黒茶もあるし)—飲むのやめた—中国茶体に良いらしいから他の茶で美味しそうなの買ってみよう。が一般的な順路なのかな(涙)
 私でも何気なく中国茶に巡りあっていたらそうなったかな? そう思えるから、どちらのケースも簡単な解決方法は思いつかない。解決方法はまったく違うと思う。
 「海馬」はとりあえず皆さんに黒茶の良さをわかって戴くように映像を集めているが、これからは少しずつ印刷物を作って行こうと言う。それぞれの課題をカラー8ページのシリーズにして作ろうと思う。なるだけ皆さんにわかりやすい様に写真たくさん入れて“茶壺天堂”の宣伝パンフにはしないがコンセプトだ。
 また「茶壺天堂のお茶って買えるんですか?」なんてご質問戴きそうだけど、いつでも来て飲んで下さい。買って下さい。一緒に黒茶たのしみましょう。冬の寒さ、食べ過ぎ乗り切るのは必需品ですよ(笑)
 お天気チョット心配だけど14日(土)には、世田谷観音の「びっくり茶会」で、代官屋敷で試飲会してます。よろしくお願いします。
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by natch551 | 2015-11-10 12:24 | 中国茶

一杯10円で飲める黒茶

 黒茶には「辺境の茶」と「普洱茶」があり、「普洱茶」には生茶と熟茶があります。当たり前にまずそんな分類を語って来ました。最近では辺境の茶も「昔ながらの製法で今なお辺境に住む民族の健康を守り続けている茶」「余った茶葉を蔵茶、茯磚茶と名乗って売っているけど伝統的辺境の茶とは違う茶」の二つあります。そして普洱茶は「古来より健康の為に飲む日常的な茶」「将来、より美味しくなる茶、高価だけれどやはり一番力があり、一部投資目的にもなる茶」「普洱茶と言いながら、その製法や生産地域から、普洱茶とは定義出来ない」に大きくわけなければならない時代になったと思います。
 うちのお客様でも普洱茶を勉強し、古茶樹の生餅大好きと言う方でも、毎日飲むのは買いやすい熟茶にして出張の際や、会社で飲むためにはテイーバックを所望される方もいます。きちんと晒青で作られていて、美味しいお茶が一杯10円内外で飲める事は、健康を維持するのにとても良い事だと思います。
 最初に飲む黒茶、そこでこの茶の好き嫌いが決まってしまう。せっかく腸内細菌を整え、体調管理に一番良い茶なのに、最初の一杯がまずければ一生もう見向きもしない。何人か転向させましたけど(笑)それはとても大変です。清朝宮廷の人々は他の貢茶も多く在りましたが、黒茶は体調管理の為に毎日飲んでいました。そんな風に誰もが身近に黒茶を感じて欲しいと思っています。だから今年は一杯10円で飲める黒茶にあらためて力をそそいでいきたいと思います。意識しないとどんどん美味しい方に走ってしまうから(笑)そんな茶はくせがなく自然だったら良いと思います。体が喜ぶから美味しく感じる。飲みやすくやさしい茶を提供したいと思います。
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 もちろん美味しいお茶探しも頑張ります。将来ビンテージになっていくお茶は本当に難しい。現在樹齢800年内外の名のある山で作られた「純料」の茶は新しくても餅茶一枚が20万円、日本では一枚より小ないグラムで売られている場合が多いですが、最高の茶でも20分の1の15グラムは10000 円、幅を持たせても15グラム20000円以上の値で売られているのはとてもおかしいと思います。それなら60年前の紅印普洱茶が買えちゃう。最初から高価すぎるイメージも黒茶に興味を持つ人を少なくしてしまう。うちでは古茶樹の純料茶でも100g5000円程度では提供したいと思います。一回分500円から1000円まで、何煎も飲めるから高いとは思わない。又有名茶山の場合、古茶樹で作られたと言いながら、その山の茶葉の取引される元値より安い場合もおかしいと思います。散茶が真空パックされて売られてるのもどうかな?散茶は厳密には生普洱茶とは言わず、現在では晒青緑茶と呼ばれます。普洱毛茶と呼ばれる方も居ますが、中国では現在緑茶と分類されています。出来立ての晒青緑茶は他の新茶と同じ美味しさを味わう事が出来ますが、時間が経る程美味しくなるかな? 山の古茶樹で作られた茶は生産量が少ないから手に入れるのが本当に難しい。2011年の大好評だった易武山純料の茶もすでに売れてしまい、今年の2015年春茶も残り48枚とかで、仕入れを前倒しして6月に行く事にしました。
 一方毎日飲むお茶を選ぶのも難しい時代です。辺境に送られて不足する栄養を補い、肉食中心の人々の命を守って来た茶も、自由化されてより国営企業以外にも様々な茶厰が出来ました。杭州の緑茶の産地で作られた茯磚茶を見つけたのはもう十年近く前です。良い茶とはとても言えません。たぶん緑茶のシーズンが終わった後の刈り込む茶を売る為に作られたのでしょう。湖南、湖北なども大きいメーカーでは緑茶、ウーロン茶など現在ではすべての茶を作っています。中には従来の辺境の茶とは異なる茶もまざっています。四川省でも「雅安茶厰」以外の複数の茶厰が蔵茶を作るようになりました。蔵茶の伝統的な作り方は今だに全部は公開されてはいませんから、なんちゃって蔵茶に発酵茶としての効果があるかは疑問です。全部の新興茶厰の作った茶が悪いと言っているのではありません。ただ日本製の「普洱茶」とか、どこが茯磚茶なのか?なんて、健康に寄与するのか害になるのかわからない黒茶も多数出回っています。黒茶嫌いを作りたくない。本当に体に良い黒茶を気軽に皆さんに飲んで欲しい。その為にはどうしたら良いのだろう?この頃前にもまして考える事が多い。
 と言いながら黒茶の良さと面白さにますますはまっていく、今年も少しずつでも前に進めるように頑張ろう。
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by natch551 | 2015-04-19 13:32 | 中国茶

初心にかえる

昨年は台湾茶ブームだったと思う。お茶仲間で台湾に行った人は数えきれない、それに比べて中国本土はますます日本人の行かない場所になってしまった。
 台湾茶に比べて普洱茶は正しい知識を持つ人も少ないし、美味しいと興味を持つ人もとても少ない。
 自分のこのブログを読んでも、たぶん初めて普洱茶に興味を持つ人にはわかりにくいと思うし、うちのお茶会も12年続いているから、普洱茶に関しては皆一家言ある人が多い。
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 私がどうして普洱茶好きになったのか?、もっともっと皆にわかって貰えるのはどうしたら良いのか?、「エコ茶会」にも中国茶初めての人がたくさん来ていただけるようになったし、興味のある人は多いのだから、それは私達の不勉強が一番大きいと思う。
 「緑茶と普洱茶は別の樹木から作られるのですね?」とか「普洱茶は麹菌の作用で作られるのですね?」なんて言われてがっくり来るけど、20年以上前に私が普洱茶に出会った時だってもっと何も知らなかった。そもそもデパートの一番目立つテーブルセッテイングに、テイーバックの普洱茶を使ってしまったのが最初ですから。それは香港での出来事ですが、普洱茶のテイーバックを古伊万里の器にセッティングして、「普洱茶ぐらい勉強して下さい!」と初めて怒られた。さっそく行った楽茶軒で葉先生に「普洱茶ってどうやって作るのですか」と聞いて、「それは一言では難しい」と言われた事もなつかしい。今なら絶対買わないだろう普洱茶を持っていって、先生に見てもらい大笑いされた事もある。
 毎年最低二回、ある年は四回と、香港の茶商たちから勉強させてもらっている。長い時は二時間以上もお茶飲みながらいろいろ教えてもらった。それは今も続いている。
 私はといえばそうした知識を下敷きにして、乞われれば講師もしたり、雑誌に陶器について連載させて戴いたりもした。
 では肝心のお茶を売るという事はどうなんだろう?二十年の間に独りよがりになっていないか?。茶畑のお茶は嫌だ、若い木のお茶も嫌です、そう言って良いお茶をさがすのは楽しいし、喜んで貰えればとても嬉しい。だけど「茶壺天堂のお茶はどうしたら買えますか」というメールを戴くことが重なると考えてしまう。飲んで説明して納得して買って欲しい。そんな思いはもしかしたら私の勝手なのかもしれない。ワンコイン茶席で気楽に来れる事が「エコ茶会」の発展の基礎だとしたら、普洱茶も気楽に安価に買えることも最初は肝心なのだ。そしてそれがまずまず美味しければ良い。それからどの位の人が興味を持つかわからないけど、始めて体験する普洱茶で嫌いにならないようにしなければと思う。
 初心にかえって考えるとこれは難しいけど必要な事だと思う。
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 一昨年頃より大手や卸会社の人々から、スーパーなどに量が少なくてもそれなりの普洱茶を売りたいとの相談があった。話しを持ってこられ方にははいろいろ協力したけど、彼らも現状だけで精一杯なんですね。海馬さんに「自分でやるしかないよ」と言われてしまった。「エコ茶会」のように5年は掛かるつもりで、今年からそっちも考えようと思っています。
 新しい事をするのは若さを保つのに一番大切らしいし(笑) なんか楽しみになってきました。こんなお茶欲しい、普洱茶こんな売り方もして欲しい、いろいろご意見戴ければとても嬉しいです。今年も皆様よろしくお願いします。
 
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by natch551 | 2015-01-18 20:42 | 中国茶

白茶の現状1 月光白茶

「月光白」という白茶が日本、そして一部の中国人の間で流行っています。
このお茶はきれいな娘さんが、月の光をあびながら摘んだと言う伝説があり、表が白裏が黒とでき上がった茶葉に個性があります。しかしこの茶が高価な茶として扱われているのは日本だけだと思います。
 この茶は摘んだ茶葉を日陰に乾して作ります。摘んで来た茶葉を籠の上に広げる、それ以外に工程はありません。日陰をつくるのが大変だった昔は夜に摘んでそのまま朝まで置いて乾かしたのかもしれません。現在では屋根をつけた風通しの良い広い空間に細長い籠何列か置いている場合が多いようです。温度28度から30度、湿度は約50%が一番良いとし、雲南省普洱市景谷はその条件がつくりやすい地域の為多くの「月光白茶」が作られています。
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 普洱市景谷県農業科技局局長康氏は管理している1万ムーの茶畑のうち、7000ムーで「月光白」を作っていると言います。1ムーで約700キログラムの茶が作れ、一斤45元で売っているそうです。彼ははっきり「月光白茶」と言っています。広州でも良心的な卸では特級のきれいな「月光白茶」が一斤100元以内で売られています。景谷県全体の茶畑は約17万ムーと言われますからもちろん月光白茶はここだけで作られているわけではなく、機械乾燥で作られている茶も多いとおもわれます。
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 さてプーアール茶の基準ですが、これには三通りの考え方があります。古くからプーアール茶を扱う茶厰や愛好家達の基準、茶樹の産地はタイでもラオスでもかまいませんが、茶樹や制作工程が大切です。中国の国が作った基準、加工や茶葉にもありますが、産地が中国の限られた地域である事、プーアール茶が中国独自の茶である事が大切です。そして三番目が売るために福建省の商人グループ独自の基準です。茶樹も、工程も違う白茶でも雲南省普洱市で作られ、固めて餅にした茶は生茶のプーアール茶と勝手に言ってしまう。何故彼らは白茶をプーアール茶と言うのでしょう?白茶を固める意味はないのに何故彼らは白茶を固めてしまうのでしょう?
 プーアール茶は一年経ると10%値上がりします。餅茶は七子と言われ、七枚又八十四枚で売れる事が多い茶です。そしてプーアール茶は発酵茶として健康に良いと言われている事等々、プーアール茶は白茶より高い値段で大量に売る事が出来るからなのです。
「月光白茶」の特徴はプーアール茶のように揉捻されていず、まったく熱をかけられていませんから、茶の繊維はそのまま残っています。其の為に一煎目の茶の色が薄い黄色、徐々に色が変わり、八煎目になれば茶の色は茶色に変化します。これは生茶のプーアール茶にはない特徴です。
 現在の白茶の現状は第2段として来週にはアップします。
とりあえずどんなに基準が変わっても「月光白」は白茶です。

(注)画像は中国のblog _ 羅小果的日記 2011-03-29 “月光白---美茶如月”より転載しました


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by natch551 | 2014-07-04 23:22 | 中国茶

中国茶交流会さまざま

 10月の「地球にやさしい中国茶交流会」大盛況のうちに終わり、あっという間に10日間も経ってしまいました。1000人を超えるお客様。満席の茶席。スタッフは開場から飛び回り続け、それでもいつもと同じなごやかな雰囲気のうちに無事終える事が出来ました。
  あるきちさん初め、スタッフ全員の力があって又一回り大きくなったんだと思います。スタッフの皆様本当にお疲れさまです。皆で頑張りやりきったと言うのがとても嬉しかったです。“老人半日仕事”が旗印の私も、前日の積み込みと前泊、19日は7時半スタート、開場してから終えるまで休めたのは五分?という程の忙しさ。「なっちゃん2万歩は歩いたよ」と淳子ちゃんには言われ、倫子ちゃんと三人で狭い店の中をくるくる回っていました。20日もあの雨の中オープンちゃん効果もあってか、沢山のお客様がとぎれる事はありませんでした。300名ほど増えたのは皆新しいお客様の様子。
 中国茶やっと日本の中で認知されたんだなー?日本茶、紅茶も含め、日本でもお茶は無料?の感覚が薄れたのかな?段ボールなど片づけながらいろいろ考えていました。
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 ふと思いついたのは、ここ二、三年本当にお茶会が多いと言う事。春秋のシーズンは殆どの週末、2つも3つも重なる時もあり、小さな茶会、大きな茶会、それぞれに工夫をこらした茶会が盛りだくさんです。同じメンバーが主になってる様にも見えますが、やはりその輪は確実に広がっていたのだと思いました。私もストレスがある時でもお茶会でお茶飲んでいる時にはまったく忘れている、それは不思議な位です。今日はお茶会に行く、そう思うとなぜかうきうきそれはたぶん私だけではないと思う。自分の友達に新しい友達が出来たり、週末楽しそうな予定があったり、いきいきとお茶の話している姿を見ているうちに、周りの人が自然にお茶に興味を持つのでしょう。そして自分もちょっと覗いてみる、そこで楽しかったら自分も勉強してみよう。そんな個人個人の輪が大きくなってきたのではないかしら。
 何人か新しいお客様が蓋椀の使い方を教えて欲しいと聞いて来たり、初心者用のガラスポットが半日で売り切れるなど、ちょっと興味を持ってもう少し勉強してみようと、そんな方が多かったのが嬉しかったです。1人1人そんな方々を大事にして行く事が一番大事なのだと痛感する今回の「地球にやさしい中国茶交流会」でした。
 一週間は疲れきったわたしですが、若い茶友達の元気な事、もう次々にお茶会始まってますね。気楽で楽しそう!出来たらどれも参加したい!うちで初めて会って意気投合したなんて人達もいて、お茶人の組み合わせも多様、様式も様々、ますます楽しいお茶会が増えていきそうで本当に楽しみで嬉しい現象です。来年の「地球にやさしい中国茶交流会」このお茶会ペース見ていると1500人超えかもしれない?一人でも多くお茶の楽しさを知ってもらえるようにそろそろ私も始動しなければ!
 これからも皆さん楽しいお茶会たくさんして下さいね。
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by natch551 | 2013-10-31 23:38 | 中国茶

中国茶の異物除去

 地方のお店の人から、うちのプーアール茶が美味しいと言われ、仕入れたいけど髪の毛や異物の入ってない茶はありませんか?というメールを戴いた。
 昔、私も香港でそう聞いた事があった。その時「何か入っているのは手作りの証拠です」ときっぱりと言われて、なるほどそうかも知れないと納得してしまった。もう二十年も前の事で、香港や中国は衛生感覚が違っているのですね。
 でも日本のお茶屋さんから言われて「目からウロコ」と言うかドキッとした。日本ではお茶に髪の毛なんて考えられない事で、他の食べ物や乾物に入っていたら私だって気持ち悪くなると思った。

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 お茶の卸屋さんにいる真樹ちゃんに聞いてみると中国茶の卸で一番大変なのが異物除去だとの事、100g単位で評茶盆に入れて、目を皿にして異物除去するのだとか。青茶もどのお茶もすると言う、その手間に掛る値段をうっかり見積もりに入れ損ねたら赤字になるそうだ。一番気を使うのが細工茶らしい、ガラスのコップを眺めながら花の開くのを待ってたら、髪の毛が浮いてきたなんて経験したら一回でお茶嫌いになってしまう。
 うちでは散茶は扱わないし、餅茶や磚茶は一個単位で買うお客様が殆どです。その中で茶頭は50g,100gと量り売りになるので、一番危険なのは茶頭だと気がついた。プーアール茶の初心者は少ないし、髪の毛が入っているかも知れないよと言っても気にしない人が多かったからすごく反省しました。やはり可能性は0にはならないけれど、最低限の努力をしないとお友達にギフトして下さるお客様に迷惑かけてしまう。
 というわけで棚卸しを兼ねて在庫の茶頭、初めて異物除去する事にした。8月に仕入れた茶の残り20kg弱。入ってましたいろいろ!今まではかわいいと思った米粒のようなかたつむりが居たけど、かわいくないのが結構あった、髪の毛ももちろん!!!大きすぎる塊、細かい茶葉を除いてとりあえず500gずつ袋に入れる。大きすぎる塊はうちで飲む事にして、細かくなった茶葉が3kg出た。
 買った時の大きな段ボール詰めを航空便用に小分け、それをうちで5kgにとりあえずして、又今回500gに分けと四回入れ替えたせいもあり、思ったより多く細かい茶葉になってしまった。次回は最初から5kgの袋を持って行って入れ替えは一回にしようと思うけど、これはどうしよう?今までは茶袋に入れて飲んでねと安くおわけしていたけれど、初めてティーバックにしてみる事にした。
 考えてみれば私だって最初に香港で飲み始めたのはティーバックのプーアール茶だった。初めて飲む人が異物にあたらず(笑)安心して飲んで戴けるし、会社で飲む人、お年寄りも簡単に飲める。
 ティーバックで好きになって興味を持って下さればとても嬉しい。真樹ちゃんにその茶葉でその値段は破格に安いですよと言われたけど、パッケージにお金をかけない茶壺天堂方式で3月にはデビューさせようと思う。

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 80年代の500g沱茶が一年かかったけど見つかったとか、熟茶の新しい秘密が解明出来そうなんて面白がってばかりいたけど、プーアール茶好きの常識が他の中国茶好きの常識と違ってくるのは一番いけないと改めて思った。誰でも美味しく安いプーアール茶を日常的に飲んで欲しいというのが私の願いなのですから、本当に大いに反省です。
 今年は初心に帰ろうと思った一月でした。

 初心にかえる、大切な事を教えて戴けたメールでした。
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by natch551 | 2013-02-04 19:35 | 中国茶

東京目線?地方目線?

 森崎さんが全国の中国茶の店をリストに整理して昨日アップ、本当にご苦労様でした。
『地球に優しい中国茶交流会』もたくさんのお客様にお出で戴き、毎週のようにお茶会が開かれているこの頃。でもこれは皆東京での話、私も地方のお店をチョット調べて見ましたが、11年頑張ったけど閉店しますとか、閉店のお知らせも多いし、ホームページも消えてしまった店も多い。森崎さんも200店を切っていたと驚いていました。
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 いつでもどこでも気軽に美味しいお茶が手に入る。そんな東京にいる幸せを東京だけが楽しんでいてはいけないとの思いがよぎります。何か考える時、どうしても東京目線になってしまう。このリストは反省のきっかけ与えてくれました。
 茶壺天堂の名簿には日本全国70%を超える県からお出で戴いたお客様の名前があります。皆さま熱心で中国茶大好きな方ばかり、私もいつも楽しい時間を戴いています。プーアール茶はネット販売も良いけど、やはり飲んで自分好みのお茶を見つけて戴きたい。お飲み戴くお茶がどのような茶なのか説明して、ご納得の上で買って戴けるのが嬉しいです。東京は子供が大学に行っていたり、出張があったり、やはり来やすい所だとは思います。でも日曜日に散歩してとか車でチョットドライブして、というには遠い距離の方もたくさんいます。そんな時近くにあるお店でもっと気楽に中国茶を楽しめたらと思っている方は多いはずです。このリストはそんな方々にとっても、とても役にたつと思います。
 そして東京人の私達も旅行に行った時近くにある中国茶の店に寄りましょう。今まではわからなかったけれど、一駅乗れば寄れる所に有るかも知れない。
 ひと月一度のうちのお茶会でも20種類を超える美味しいお茶、面白いお茶が集まります。二回分ある茶はこれから地方の友人の茶館に送ろうと思い付きました。スタバもない島根県松江にお店計画している人もいるんですよ。春には開店する予定だそうで楽しみにしています。
 生粋の江戸っ子の私は地方に親戚も友人もいません。だからニュースでセブンイレブンが今年四国に上陸予定なんて聞くとびっくり、今までなかったの?今年は少し勉強しなければいけませんね。
 そうだ、うちのお客様が居る近くの茶館にうちのプーアール茶送ろうとも思い付きました。もちろんお店の意向もありますけど。近くの茶館でゆっくり飲んで、そしてそこからお茶を買って下さればとても嬉しいと思います。プーアール茶の情報は東京でも少ない、地方のお店にも積極的に情報送って、少しでもプーアール茶の好きなお店が増えてくれたらすごく嬉しい。寒くて外に出るのは面倒なこの季節、家の中でもぞもぞと動こうかな(笑)。私の事ですから亀の歩みになりますが、森崎さんの努力を最大限に利用させてもらいます。早速ホームページをいろいろ拝見すると、広くて素敵なインテリアのお店も多く、ランチもおいしそうです。皆様も旅行プランを立てるときに参考にして、脚を延してのぞいて見て下さい。よろしくお願いいたします。
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by natch551 | 2013-01-18 23:13 | 中国茶

「地球にやさしい中国茶交流会」と老百姓

 今年は一番良い気候の時にゆっくり楽しんで戴きたいと、10月開催に決めた「地球に優しい中国茶交流会」ですが、日中国交回復40周年で盛り上がるはずの中国との関係は、尖閣諸島問題のお陰で落ち着きそうにありません。藤本さんのブログで、日本人と知ってからまれても「老百姓」と言えば大丈夫との記述がありました。老百姓とは民間人の意味だそうで、官が喧嘩していても民は違うのですから。
 8月末、そろそろきなくさくなっていましたが、広州からマカオに向かうバスの同客に、つたない日本語で「夫婦で日本旅行するのが楽しみ」と話しかけられ、何回も行っている事や奥さんはもっと日本語が出来る事を聞きました。なぜですかと聞くと食べ物がおいしいという答え。そう繁華街では五分も歩くと、クレープ屋さんやラーメン屋さんのある東京、納得です。
 デモで一番大変な9月中旬に行かれた川谷先生も同じように話しかけられたとの事です。官と民は違うのだから何があっても自分は自分。政府の動きに惑わされない庶民のパワーが感じられる中国人の生活感覚です。
 かえって日本人の方が社会情勢に左右されるような気がしています。「こんな時に中国茶飲んでて良いのでしょうか?」なんてメールもらってびっくりしたりしました。
 もし気になったらマスコミを鵜呑みにせず、中国嫌いと言う前に少しでも良いから、調べて見て下さい。病院に文句があって二千人とか、自治区とか生活に不満な分子達のデモは中国各地で多発してます。日本に対してだけではない今の中国の現状を少し考えて欲しいと思うのです。
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 四千年の歴史の中で、様々な事がありました。でも茶は中国から始まり、世界中の人々に愛されています。茶だけではありません。やはり長い長い歴史の中で、中国から始まった物は多いと思います。イギリスで愛されている紅茶だって、中国から入りました。老百姓としてはこんな時期こそ中国をもう一度考えてみたいと思うのです。東京の町が好きだとわざわざ言ってくれた初対面の中国人によって改めて私も東京の便利さを考えました。
 中国の老百姓達が心を込めて作ったお茶の数々、こんな時こそ心静かに飲んでみたいと思っています。お茶は自分を癒し、人の絆と健康を作ってくれます。
 皆さんお誘い合わせの上「地球にやさしい中国茶交流会」ぜひ遊びに来て下さい。楽しい時間お約束します。
 
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by natch551 | 2012-10-02 23:13 | 中国茶

未病を大切にするお茶と漢方

 黒茶には竹や蜜柑に詰めた茶がたくさんあります。地方や民族によって少しずつ違います。それはたぶんその地方で採れる身近かな植物を使用して、茶を保存、又運ぶのに便利なようにしたのだと思っていました。もちろん竹には抗菌性がありますし、陳皮には体を暖める作用があります。
 と、この位は理解していましたが、調べれば調べる程そんな単純な事だけではないのです。
まずは陳皮茶、海馬さんの映像ラボより陳皮茶の作り方、飲み方などの映像二本発見、うーんこれが結構深いんですよ。
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 まずプーアール茶と同じように陳皮も古い方が価値があり、五年物、十年物などはあたりまえで、何十年も前のがあったり、博物館もあります。又採った時期や蜜柑の種類によって効能が違うのです。暖まるだけではなく体の調子によって飲みわけるのですね。茶葉市場では同じ大きさなのにすごく高価な茶がおいてある店もあり、ここは高いなどと素通りしていましたが、次回はもう少し注意深く見てみなければと思いました。
 竹筒茶は10月より12月に採った竹は虫が付かないと言うので、お茶を入れようと竹筒をオーダーしていました。ところが19日に横浜で行われた普及会の感茶祭で林先生に竹筒茶を飲ませて戴き、お話を伺って目から鱗が落ちました。
 飲ませて戴いた竹筒茶ですが、台湾の凍頂山で漢方の素養のある友人が作られたお茶でした。凍頂ウーロンを作った後、うんかなど虫の来る季節に茶葉を摘み青茶にする。茶を竹に詰める。竹はその時期に出来た新しい竹を使用しなければいけない。七十二時間ホンペイ(低温でゆっくり)する。それからしばらく落ち着かせ、又七十二時間それを三回程くりかえす。そうすると竹の水分が皆茶に移り、茶は固まって焙煎のきいたでも優しい飲み口の茶に仕上がります。この新竹の水分が体の毒をだすのだそうです。そして自然に水分を含み優しく仕上がった茶は老人や病人が一日中飲みつずけても大丈夫なお茶になるのです。そうか茶筒に入れると言うのは輸送の為だけではなかったのですね。
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 黒茶にも竹筒茶はいろいろあります。やはり詰めてから焚き火の回りに置いて仕上げます。
 旅の途中で体に悪い物を食べなければならない時もあります。体の弱い人やお年寄りもいます。そんな体を整え、免疫力を高める事こそお茶の役目なんですよね。未病のうちに治すのがお茶の力です。
 中国三千年、あまり身近かに有り過ぎていつもは忘れている、お茶は薬だったと言う事をあらためて思い出しました。
 お茶を友として、未病のうちに体を整え、梅雨の湿気にまけないで元気にすごしましょう。
私は湿気の多くなるこの時期は、さっぱりすっきりした生茶のプーアール茶からパワーをもらいます。もちろん実生の古茶樹で作ったお茶でなければ駄目ですよ。
 


 
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by natch551 | 2012-05-30 23:00 | 中国茶

想像を絶する道なき道のその先に

 今年も雲南省では2月末から茶摘みが始まりました。山や場所によって時期は大きく違います。
4月初めにW夫妻より連絡があり、初めて山に入れたと老班章の古茶樹の新茶が届きました。作ったばかりの晒青緑茶です。茶摘みは想像を絶した所だったようです。やっと山につれていって貰えたいろいろな話の中で、一番印象に残ったのは足が二つ並ばない狭い落ちそうな山道を歩いて行った事だそうです。つかまる所のない絶壁に命の危険をみじかに感じた報告は、都会で聞いていると何かおかしくて笑ってしまいましたが、高度恐怖症の私にはとても無理。その他もろもろ良くがんばったと思います。
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 そんなわけで、帰ってからまだ飲んでいないと届けて下さったW夫妻と海馬さんと4人でさっそく試飲しました。何と言っていいかわかりません。すごいパワーと言うのでしょうか?体が暑くなるのはもちろんの事、えもいわれぬ一種の酔いに襲われます。濃く入れると苦さが甘味に変わります。えぐみが残る茶とは違い、風格と優しさが同居した茶でした。お茶会の皆さんにもおわけしたくて、もう一回分確保させて戴き、昨日の茶会で飲みました。ある吉さんが「整体行った後と同じ」、桃猫さんが「これってお茶というより薬だね」と言ったのがこの茶の性質をよく表していると思いました。
 入り口のわからない獣道から絶壁を登り、それだけ苦労しても分けて貰えるお茶はほんの少ししかないそうです。世の中老班章の古茶樹と言って売られている茶は多数有りますが、中国政府もついに取り締まる法律を作り近々表示出来なくなるそうです。
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 その次の週、今度は龍神村に調査に行ったえっちゃんが現地より、「想像絶する所です。急斜面で足二つ分は道幅がなく、普通の人なら落ちてしまい、登れません」と電話してきました。ここの樹木についてもいろいろ報告がありましたが、中国と日本、場所は変われど同じ報告、共通なのは命の危険を感じる程山の茶摘みが大変だと言う事です。そして驚くのはどちらも若い人がネをあげるそのような場所の茶摘みの主力が80歳を超えたお婆たちだと言う事です。
 「私は年だから若い人が行ってきて」なんて言っている、私の母たち世代ががんばっているんですよね。
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 W夫妻は中国の研究者達と一緒でした。彼らは人体実験やマウスの実験で山の茶樹が放射能にまで効果がある事が実証されても、化学分析すると茶畑の茶との差が出てこないと言いました。それはそうですよね。挿し木は親木とまったく同じ木になるのですから。えっちゃんも龍神村のお婆たちを見てるとその元気さは並ではないと言います。山の茶樹のパワーは自然の作りだす不思議です。
 嬉しいのは、苦労したのにW夫妻もえっちゃんも又行くと言っている事、どうやらお山のとりこになったようです。そんな実生の茶樹ファンがふえていってくれる事は何より嬉しいですね。
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 そうやって苦労して出来上がったお茶の良さを皆さんに理解していただく、それが山登りの不得手な私にも出来る役目でしょう。海馬さんと一緒に同病をどんどんふやして行く為に努力したいと思っています。龍神村の周さんに、お婆たちに感心したと話をすると「壁に突起つけて絶壁登りする競技あったよね、たぶんあれさせたらすごく強いと思う」そう言われ、老班章のお婆と龍神村のお婆があのカラフルな人工の壁登りする姿を思い浮かべて笑ってしまった。えっちゃんいわく、「彼女達には命綱いりませんよ」
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by natch551 | 2012-04-16 00:20 | 中国茶
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