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〈冰島〉の籠入り普洱茶

 “エコ茶会”、今回ワンコイン茶席で「冰島」の籠入り普洱茶をお出しすることにしました。
普洱好きには垂涎の名産地・冰島の古茶樹から2014年に作られた生茶です。いくら安く手に入れてもワンコインには少しふさわしくないのではと言う言葉も何人かから戴きました。しかし私は敢えてワンコインにこの茶を出すことにしました。毎年茶席には良い普洱茶を出しています。それでも茶代を精算する時、普洱茶は一番安いことが多いのです。
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 グラムあたりが安くても、他の茶が20グラム、50グラムで売られているのに比べ、一枚375グラム、又は250グラムを一単位と考えるので、高く感じてしまう事もあるのでしょう。良い茶は20煎くらい飲めます。だから陳年の特殊な茶を除いてはワンコインでも皆さまと楽しめる茶は多いのです。私は自分が飲むことを基本に考えているので、持っている茶が陳年になって値上りしていくと悲しくなります。お勧めは一番高い茶でも1グラム100円から150円、この冰島は百グラム3000円の茶です。100円でペットボトル2本分は充分楽しめる茶です。
 しかし皆さまご指摘の様に冰島の茶は高価です。これでは日本で売れないと何度かあきらめました。香港にはもう25年以上行っていますが、広州茶葉市場通いもあっという間にもう10年を超えました。
 どの国でも骨董屋さんの店主は同じ様な人が多いと感じるのですが、普洱好きの店主も国が違ってもやはり共通点があるのではと最近感じています。若いお嬢さんながら品揃えがとても個性があり、昨年何も買わないつもりで覗いて「仏海」の班禅茶を見つけた店があります。今回追加を買おうと覗いたらもう無いと言うので出ようとしました。彼女はこの茶だけはどうしても飲んでいけと言うのです。皿の上に載っている散茶を淹れてくれました。美味しい。どこの、どんな形の茶かわからない状態でしたけど、とても美味しいお茶でした。それが私とこの冰島の出会いです。奥から出してきた籠入りの茶を見てびっくり。30年近く普洱茶見ているけれど、こんな形は初めてです。
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 散茶でもなく、かといって、餅茶とかに成型した茶でもないのです。籠の大きさもまちまちの素人作り風で、一籠に2キロ入っています。あまり大きさが違うので、一つずつ秤に乗せて貰いました。2キロ超えもあれば足りないのもある。とりあえず一籠買ってホテルで検討、手揉捻で、良質の晒青緑茶をさっと蒸して籠に入れてる。冰島の茶に間違いない、そんなこんなで8キロ買いました。破格に安かった。今回は他のなじみの店でも私が中国語駄目なの知っいて、「看、看」と面白い茶が安く入ったのを淹れてくれました。買う買わない関係なく、美味しくて面白い茶が入ったらわかる人に飲んで欲しい。その茶を共有したいと言う思いは私も同じです。何人かの店主が私を普洱茶愛好家と認めて呉れたのかな?
 ああーもう10年も年二回は必ず行っているのだな、10年前とは見違えるほど変わって来た広州の茶葉市場にたたずみながらそんな事思った夏でした。
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by natch551 | 2017-10-05 14:22 | 普洱茶

四川省雅安市 雅安茶厰の藏茶


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 もう十年も前のこと。書籍「中国黒茶のすべて」をお書きになった駱少君先生が日本に見えた時、横浜中華街・悟空の曽さんに呼んで戴いて、二人に駱先生から藏茶のいろいろをご講義戴いた。四川省の雅安茶厰から帰って来たばかりの先生のお話は、蔵茶を人が背負って二朗山を越えてチベットに運んで行く、過酷な労働を話されていたのですが、ほのぼのとしていて景色が見えるように面白かった。今なら望むべくもない贅沢な時間だったと思う。おみやげに藏茶を戴き、ご一緒に写真も撮って戴いた。それまで香港で普洱茶ばかり勉強していた私にとって、はじめて辺境の茶の面白さと多様さをその時知りました。
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 これは行って見なければ、そう思い立つと後先を考えずに行動するのが私、次の春、私は駱先生の写真を握りしめて成都から雅安に向かう。この旅の経緯についてはいろいろ書いたりしたので触れないが、竹に包まれた伝統的な一本10キログラムの藏茶が欲しいと思った。その時は果たせず広州茶葉市場で見つけて2本購入する。この10kgの茶を一人で16本背負い、チベットまで運んでいたのだ。駱先生のお話によると、まだチベットには人間が運ぶしか輸送手段のない村々が多数あるらしい。
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 さて購入した竹装10kgの蔵茶2本を、広州から日本に送らなければならない。規制のきびしくなった今なら不可能だけど、郵便局で押し問答の末、これは茶ではなくインテリアの飾り物にするのだ言い通して送る事ができた。茶葉市場にはまだ川口慧海の頃と同じようなヤクの毛皮に包まれた茶もあるけど、こっちは60キロあるからこれはあきらめた。
 講習会でも現物を見て、さわる事で理解できる事は多い。私も中味はどんなふうに茶が詰められているのかは開けていないからわからない。日本でも最近は中国政府の一帯一路の政策もあり、黒茶に興味のある方が多くなったと思う。

 今回の「エコ茶会」では、その一本を解体して皆さまにお分けしようと思います。最近は凝ったパッケージで名称も色々、高価になってしまった藏茶ですが、古くからの伝統的な作り方のパッケージの藏茶です。
解体ショー(笑)は7日の午後1時から。500グラム単位で黄色い紙に包んであるのでは?
500グラム=8000円、100グラム分売は2000円。
私もわくわくしています。ご興味のある方は是非来て下さい。よろしくお願いします。
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by natch551 | 2017-10-04 12:52 | 中国茶
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