今日もぼんやりプーアール

natchan819.exblog.jp ブログトップ

プーアール茶って何?

 明けましてお目出度う御座います。
 やはり新年の始まりはプーアール茶から…、今年もよろしくお願いいたします。私は元旦に中華街で友人達とコスプレ写真で大騒ぎ、とりあえず西洋歴新年明けでした。
 昨年はお茶席でも茶会でも黒茶が例年以上に取り上げられとても嬉しく思いました。プーアール茶の良さがわかり、毎日飲んで下さる方が増えていくのは大歓迎です。
 ただ間違った情報も多くなるのがチョット気になっています。今年は皆様に正しい情報をお知らせすべく、もっともっと勉強し、発信していかなければと改めて思っています。
 七子餅357g1枚2000円、キャプションが古来よりの製法で他のプーアール茶とは違う、金賞受賞???
 新しい熟茶散茶100g58000円少数民族から直仕入れ???
 バブル中国で大流行の茶膏が秘密の製法で作られた秘薬???
 美顔、痩身etc.???
 プーアール茶は苦力茶とも呼ばれました。肉体労働者にとってこの茶は少ない食物を力に変え疲れを残さぬために一番良い茶だったのです。現在でも老人茶と呼ばれます。腸内細菌を整え、消化を助け血液をきれいに保つ事によって、成人病予防になりますし、一日飲み続けても胃にもたれない茶ですから。
 暑く湿気の多い日に飲む緑茶や、香りがセラピーにもなる青茶など、時と場合に応じて様々な茶が健康に寄与していると思います。だからプーアール茶だけが薬扱いされるのもどうかなと思います。そもそも病気を治す為の薬と、体調を整える物は違うのですから。
 古茶園はほとんど山の古茶樹で、管理しているのは少数民族です。あなたの売っているプーアール茶だけではありません。十年程前までは多くのプーアール茶が実生の古茶樹で作られていました。90年代の台地茶と呼ばれる茶畑では、紅茶と緑茶が主に生産されていました。2005年の自由化以後6000社といわれる茶廠がありますから、日本に入っているのはほんの一部だけです。プーアール茶は時間が経つほど美味しくなるだけでなく、健康にも良い発酵が進みますから、357g20,000円以上なら、古い茶や陳年茶の方が良いに決まっている。15,000円でいくらでもありますよ。
 現在のプーアール茶は90%は工場生産品、石磨圧制で作られた古茶樹餅茶が2000円なんてありえない。散茶は餅茶を一枚で買えなかった人のために作ったランクの低い茶で、それに500g以上で保存しなければ熟成も進まない。
 腹たててもしょうがないから、今年は私なりに頑張ろうと思います。どんな小さな集まりでもお声を掛けて頂いたら出かけて行こう。簡単で分かりやすいパンフレット作ろう。言ってしまえば引っ込みつかなくなって怠惰な私も動くと思う。自分を追いつめてパワーに変えよう。
 中国以上に間違った情報の多い日本で、少しでも皆さんに美味しいプーアール茶を知って戴きたいと、思い新たな新年でした。今年も皆様元気で楽しい年でありますように。本年もよろしくお願い致します。今年はひと月2回の更新を心がけます。
e0223339_16334280.jpg

 
[PR]
# by natch551 | 2013-01-04 14:58 | 普洱茶

来年が明るく元気な年になりますように

 今年も後一日で終わり、節分、春節と気分の改まる新しい年の節目が三回控えています。今年も例年にまして早くすぎた気がしますが、振り返り数えてみれば随分盛りだくさんな年でした。
 良い事、悪い事糾える縄のごとしそんな年でしたね。良い事はたくさん喜んで、自分ではどうにもしようがない事は考えないようにする。ストレス溜まって病気になってもしょうがないですから。
 今年も随分ストレスで鬱になったり、体調くずしたりした方々のお話を聴きました。年々増えているような気がして心配です。『心を整える』たぐいの本がたくさん売れて、電車に乗っていても一人でぶつぶつつぶやいていたり、道を歩いていてもわけもなく怒っている人に会ったり、ニュースでも普段おとなしい人が切れてしまった事件など数えきれませんでした。
 お茶をゆっくり飲みながら人生相談、少しはお役にたっていれば幸いですが、人まかせではなく自分の立ち位置を変えたり、旅行に行ったり自分なりの解消法を見つけないと幸せにはなれないと思う。今はストレスと無縁な人などいないと思いますから。
e0223339_12375032.jpg

 暇がなくても三十分ボーッとお茶を飲む、散歩をする、肉体の体調と共に精神の体調を整える事は本当に大事な事だと思います。溜めてしまったストレスで折れてしまう前に心の痛みをわかってあげる。年々体の無理がきかなくなるように、心の無理もきかなくなるとこの頃つくずく思います。
 精神科のお医者さんに伺うと、精神の不安定は考えなければならない事がその人のキャパを超えてしまった事だといいます。だからたくさんおしゃべりして、たくさん笑ってとりあえず心をからにする。そうしたら心に又考える余地が出きる。そういいわけしては集まってお茶飲んで、食べて笑ってどうにか今年も無事暮れる事が出来そうです。
 「菜津子さんはいつも同じ、ストレスに強いですよ」良くそう言われますが、日々ストレス解消心掛けてますよ。カフェ大好きだから買い物ついでに一杯のコーヒー、散歩、ミステリー小説等々、なによりも忙しくても無理しないで、いいやとすぐ自分を甘やかしてしまう。余り人に迷惑掛けても困るけれど、心が壊れてしまったらその方が大変ですよ。チョットストレス溜まったと思ったら自分を甘やかすのも大切です。
 そして何より大切なのはたくさんの方との良縁です。その御陰で暮しいるのですから、私も少しでも人のお役に立てるように考えてます。人が喜んで呉れた時、何より嬉しくて自分のストレス忘れてしまう。
 新しい年、皆が明るく元気な年でありますように、心から心からお祈りしています。今年も皆さんに感謝。感謝。人との絆が私の一番の財産だと思っています。来年もよろしくお願いいたします。
e0223339_12375863.jpg

              画像は成都の歴史ある茶館、网友からお借りしました。
[PR]
# by natch551 | 2012-12-30 18:32 | 健康

風邪の季節

 香港のレストラン福臨門のシェフに広東料理の代表的なデザートはなんですか?と聞くと、お汁粉ですという答え。そういえばなんでも火を入れてお汁粉にするのが好きだな〜と思い当たる事は多々あります。
 医食同源の国ですから、暑い時には緑豆、秋には薩摩芋の生姜仕立て、梨も汁粉仕立てにします。胡麻汁粉はいつもあるし、季節に合わせて小豆の汁粉には蓮の実や陳皮を入れる。
 わが家では、プーアール茶で免疫力高めて少々の体の不調にも薬なし、「未病」のうちにいかにうまくやり過ごす事が出来るかが毎日の生活の一つにテーマになっています。
 先日は台湾みやげに生姜(生姜科だけど普通の生姜ではないらしい)と黒糖をまぜ固めた物を戴きました。体が冷えた時にお湯で溶いて飲むと良いそうです。漢方の風邪薬に必ず入っているのが、金銀花(すいかずらの蕾)、うちでは風邪の引き始めにプーアール茶に入れて飲みます。おまじない代わりなのか風邪引いたかな?の時にこれ飲むと引かずにすみます。寒波の日は蔵茶に生姜を入れて、寒い中をお出でいただいた方にまず一杯差し上げます。熱っぽくなってしまったら、板濫根(バンランコン:広東人はインフルエンザもこれで治す)、夏に広州行ったとき、咳肺に良いと書いてあったから羅漢果も買ってしまいました。咳が出そうになったら試してみようと思います。
e0223339_15532196.jpg

 この秋は幸いにしてどれにもお世話になっていませんが、冷えて来たこの時期、食事は体を温めるがテーマ、夏にはサンドウィッチが主体だった朝食も今は中華粥が登場します。後はお得意のお鍋、これは毎晩何かしら用意します。お汁粉も冬の広州では陳皮を入れますが、私は代わりに干し金柑を刻んで入れます。広東風に甘さ控えめで。
 と書いてくると結構頑張っているようですが、一日10分、やる気さえあれば誰でも出来る簡単な事。中華粥も簡単に土鍋で作ります。太太楽印の出し汁の素に鶏など入れて朝ご飯、半分残った粥にアサリを入れて夜に食べたりします。りんこちゃんにおいしいと褒められたお汁粉はゆで小豆の缶をのばすだけ。たくさん作る時は色んなメーカーの缶を混ぜると、缶くささがとれて何故かまろやかになります。
e0223339_15542955.jpg

 抗生物質や売薬だけでなく、お医者さんから戴く殆どの薬は免疫力を低下させます。風邪には特効薬はないのです。何も漢方素材がなくても、風邪引いてしまったらプーアール茶に柑橘類や生姜、黒糖など体を温める素材を入れて飲んで下さい。葱や大蒜などパワーのつく物も忘れずに食べて下さい。
 普段から体に免疫力をつけて寒い冬、忙しい12月乗り切りましょう。プーアール茶以外でも簡単料理などご質問がありましたら遠慮なくメールして下さい。
[PR]
# by natch551 | 2012-11-25 18:17 | 健康

「地球にやさしい中国茶交流会」と老百姓

 今年は一番良い気候の時にゆっくり楽しんで戴きたいと、10月開催に決めた「地球に優しい中国茶交流会」ですが、日中国交回復40周年で盛り上がるはずの中国との関係は、尖閣諸島問題のお陰で落ち着きそうにありません。藤本さんのブログで、日本人と知ってからまれても「老百姓」と言えば大丈夫との記述がありました。老百姓とは民間人の意味だそうで、官が喧嘩していても民は違うのですから。
 8月末、そろそろきなくさくなっていましたが、広州からマカオに向かうバスの同客に、つたない日本語で「夫婦で日本旅行するのが楽しみ」と話しかけられ、何回も行っている事や奥さんはもっと日本語が出来る事を聞きました。なぜですかと聞くと食べ物がおいしいという答え。そう繁華街では五分も歩くと、クレープ屋さんやラーメン屋さんのある東京、納得です。
 デモで一番大変な9月中旬に行かれた川谷先生も同じように話しかけられたとの事です。官と民は違うのだから何があっても自分は自分。政府の動きに惑わされない庶民のパワーが感じられる中国人の生活感覚です。
 かえって日本人の方が社会情勢に左右されるような気がしています。「こんな時に中国茶飲んでて良いのでしょうか?」なんてメールもらってびっくりしたりしました。
 もし気になったらマスコミを鵜呑みにせず、中国嫌いと言う前に少しでも良いから、調べて見て下さい。病院に文句があって二千人とか、自治区とか生活に不満な分子達のデモは中国各地で多発してます。日本に対してだけではない今の中国の現状を少し考えて欲しいと思うのです。
e0223339_2362020.jpg

 四千年の歴史の中で、様々な事がありました。でも茶は中国から始まり、世界中の人々に愛されています。茶だけではありません。やはり長い長い歴史の中で、中国から始まった物は多いと思います。イギリスで愛されている紅茶だって、中国から入りました。老百姓としてはこんな時期こそ中国をもう一度考えてみたいと思うのです。東京の町が好きだとわざわざ言ってくれた初対面の中国人によって改めて私も東京の便利さを考えました。
 中国の老百姓達が心を込めて作ったお茶の数々、こんな時こそ心静かに飲んでみたいと思っています。お茶は自分を癒し、人の絆と健康を作ってくれます。
 皆さんお誘い合わせの上「地球にやさしい中国茶交流会」ぜひ遊びに来て下さい。楽しい時間お約束します。
 
[PR]
# by natch551 | 2012-10-02 23:13 | 中国茶

長寿は香港にあり、食は広州にあり

 今年ついに、男女ともに香港人の平均寿命は世界一になりました。「居住性が悪く、空気が悪く、気候は過酷で、どうして長寿なんだ?」香港に住む友人がため息まじりに言うくらい、騒音その他あまり長寿にむいた土地とはいえません。
 今回1時頃に茗香茶荘に行くとマイケルはお出かけ、英語のわかる人は誰もいません。言葉はつうじないんですけど、私を見つけると同時にパパが水餃子の椀を手渡し、食べ終わると又入れてくれる。とりあえず水餃子をご馳走になりました。
 そこにママが現れると手を引っ張って奥につれて行き、ゆでた海老を口に入れてくれます。七寸皿一杯に海老を剥いては自分と私の口に交互に入れる。これがごあいさつなんですね。そうこうするうちにマイケルが帰って来ておしゃべりしながら、残してあった昼ご飯を食べ始めます。子供たちが帰って来たり、出掛けるあいさつに顔を出します。ママはだまってその子たちの口にも海老を、マイケルは水餃子を口に入れる。これが気をつけていってらっしゃいのごあいさつらしい。毎日の事なのか、子供たちもモグモグと口に食物入れながら出掛けて行きます。
 立って物を食べてはいけないなんて、日本の教育うけた私には吃驚の光景ですが、最近では彼らの食べる事への熱意と言うか、それ以上に趣味なのか、それとも生きるとは食べると同じ意味なのでしょうか?「食は広州にあり」と言う言葉は単に料理がおいしいというのではないのです。彼らにとって食物とはそんな単純な物でない事を最近心から実感するようになりました。
 医者だった父が良く、「体の調子が悪くても、食欲があれば大丈夫、食べれなくなったら要注意」と言っていたのを思い出します。広州では八十歳超えのお年寄り達が、どんなに暑くても、寒くても、朝ヤムチャのために早朝のレストランの前で開店を待ってます。それが6時前だったりすると、6時半に来ても座れるのにと私には不思議だけれど、これが日常的な風景なのです。
 食への意欲がある限り、人間は元気でいられるのですね。
e0223339_0325066.jpg

 もう一つ今回おかしかったのが、石屋さん。貴石やパールなどの卸屋さんが軒を連ねるビルの入り口に人だかりがしてます。海馬さんは最初肉屋さんじゃない?なんて言ってましたが、近づいてみるとやっぱり石屋さんです。真剣に削り続ける石屋の主人、真剣に石を見てるお客さんたち、こんな石飾るなんて日本人には考えられません。
e0223339_0332378.jpg

 マカオ行きのバス、お手洗い休憩でもバスの乗り口にはバナナ売りが待ってます。バナナ畑の中のサービスエリアですから、ばあちゃんのもぎたてで新鮮で美味しいのでしょうか?殆どの人が買ってすぐ食べてます。食べ物見たら買わずにいられない。すぐ食べずにいられない。なんなんだろう?
 年取ったから、コレステロールが高いとかそんな事で食べる事は制限しません。食べて食べて元気で長生きな香港や広州の人達、プーアール茶の必要性も日本とは比較にもならないんですね。一週間滞在しているうちに小食の海馬さんの胃袋も大きくなったみたい?日本に帰ってきても、二人とも前より食べてるのでは?二十四時間安く美味しいものが食べられる香港や広州、都市としては欠点もいろいろあるけれど、それだけは本当にうらやましい。「長寿の秘密は食べ物にあり」です。
[PR]
# by natch551 | 2012-09-03 23:06 | 旅行

適量

 中華料理は一皿の分量が決まっているから、人数が増えたら皿数を追加しろといわれます。大体は人数プラス一皿を目安に、スープや前菜のボリュームからメニューを選びます。レストランや地方に寄って多少一皿のボリュームは違いますが、炒めものなどは一回に作るおいしい分量があり、それを外す事は出来ないそうです。
 今回家常菜と言われる家庭料理にもそれぞれ一回に作るおいしい分量があるという事を実感しました。お茶会ではよく豚バラ肉の煮込みを作ります。まねして作るけど肉が硬くなってしまい、私の作るようにやわらかく出来ないと皆に言われます。たぶん肉が悪いのでは?ただ圧力でやわらかくしているだけなので、コツなど教えようにもありません。今回若いお客様だったので、三人分400gの肉で作りました。なんと肉が硬くいつもの味ではありません。そうか本で読んだ時、肉2kgだったのです。お茶会では十五人分位作るからいつも肉は1kg以上です。だからおいしいんだと初めてわかりました。
カレーやハヤシもいつもおいしいと言われるのは15人分は作るからなんだ。
 そう思うと、日本の煮物も同じですね。おからやひじきは大好きだから多めに作っても良い。いつも多めに作るからおいしい、肉じゃがは海馬さんも私も少ししか食べないから、いつも少しだけ作る、あまりおいしく出来ないからいつからか作らなくなっちゃった。
 香港土鍋飯もいつもおいしく出来るのに飯茶腕軽く2杯分作ったらおいしくなかった。最低3杯分作らないと美味しく出来ません。
e0223339_1533631.jpg

 これは料理に限りません。やはりお茶も同じだとおもいます。プーアール茶は最低7g位から、いろいろ試してみてもあまり少ないと美味しく飲めません。蓋腕や茶壺が小さくても茶葉はたくさん入れます。少し大きめでも7g入れれば美味しいです。もちろんプーアール茶にもいろいろありますが、最近いろいろ飲んでみての私の感想。
 昨日は誕生日、たくさんの方々からお目出度うの言葉を戴きました。中国茶を通じてたくさんの魅力ある若い人達とお友達になり、本当に嬉しく思います。たいていの場で見回すと私が一番年上の事が多いのですが、精神年齢は年に追いつきそうもありません。
 これからも楽しくお茶を勉強して行きたいと思いますが、仕事や勉強、遊びの適量とはどの位なんだろう?今の私、30代の適量とは違います。同じプーアール茶でも微妙に違います。私の適量はきっと私しかわからないのでしょうか?昨年の私の動きは良かったのだろうか?軌道修正しながら今年も最高の自分を出していかなくてはと心新たにしています。(オリンピックの影響?)
 確実なのは年をとるほどたくさんの方の助けがあって、今の私がある事だと思います。そして助けられるのはとても嬉しいけど皆さんのお役にたてた時はもっと嬉しいと感じられるこの頃です。
 今年はめずらしく誕生日に一日仕事?楽しく新しい年がはじまりました。適量を守り、もう一回り輪が広がって、皆様と楽しく実りある年になりますように。


 
[PR]
# by natch551 | 2012-08-13 00:50 | 茶会

茶席作り

極暑お見舞い申し上げます。
 ひと月もご無沙汰してしまいました。実は先月書こうと思っていた事があり、タイトルは「うわさの真相」。ところがこれが思ったよりとても大事になりそうで、ブログのわくにはおさまりそうになくなりました。うわさと言っても人間の事ではありませんよ。
 8月11日、お盆の入りですが、「ぎゃらりーカフェすぎた」のおけいこ茶会にお誘いをいただきました。弟子?というのもおこがましいのですが、四人のニューフェイスといつもお手伝い戴いているR子ちゃんに茶席をおまかせする事にしました。私と桃猫さんは気楽に試飲係をしようかと思っています。
e0223339_2032556.jpg

 すぎたは広々とした一軒家、日本間での茶席です。初めてなのでチェックして欲しいとの要望、二日間に渡ってお茶淹れのチェックしました。
 一つはおきまりのプーアール茶席「易武山オールド&ニュー」と名付けて易武山生餅2011と1999を飲んで戴こうと思います。1999は同じ易武山でも個性の違う3種類を用意、おもしろいと思ったのは、R子ちゃんとJ子ちゃんEちゃん皆味が違うだけではなく、おいしく淹れられるお茶が違うのです。考えた末2011は共通の茶を、1999は違う茶を淹れて貰う事にしました。
 まずおいしいお茶を飲んで戴きたい。それがプーアール茶席第一の目的です。その為にはそれぞれが一番使いやすい道具を使用し、お菓子と設えが続きます。もう一つの茶席は白茶と単叢。設えも見て欲しいと旅行のような荷物を持ってきたHさんとTさん、いつも静かなTさんの設えの個性的で大胆な事、Hさんの細かな配慮、びっくりさせて貰いました。R子ちゃんのプーアール茶席の設えはまだ見ていませんが彼女初めての茶席作り、とても楽しみです。
 最近はシンプルできれいな茶席が多いと思います。ベテランになればなるほど現在の流行や、参考にする茶席もあり、あまり個人の個性が出ていないような気がしていました。初めてだから出来るのびのびした感性を見られて本当に嬉しかったです。様々な個性が見られる茶席のおもしろさだと改めて感じました。
 その辺にあるものを組み合わせただけ、シンプルでオーソドックスになりがちな私の茶席作りに反省と刺激を与えてくれた皆さんの茶席、11日のサプライズ茶会、とても楽しみになりました。
[PR]
# by natch551 | 2012-08-03 23:29

未病を大切にするお茶と漢方

 黒茶には竹や蜜柑に詰めた茶がたくさんあります。地方や民族によって少しずつ違います。それはたぶんその地方で採れる身近かな植物を使用して、茶を保存、又運ぶのに便利なようにしたのだと思っていました。もちろん竹には抗菌性がありますし、陳皮には体を暖める作用があります。
 と、この位は理解していましたが、調べれば調べる程そんな単純な事だけではないのです。
まずは陳皮茶、海馬さんの映像ラボより陳皮茶の作り方、飲み方などの映像二本発見、うーんこれが結構深いんですよ。
e0223339_2343591.jpg

 まずプーアール茶と同じように陳皮も古い方が価値があり、五年物、十年物などはあたりまえで、何十年も前のがあったり、博物館もあります。又採った時期や蜜柑の種類によって効能が違うのです。暖まるだけではなく体の調子によって飲みわけるのですね。茶葉市場では同じ大きさなのにすごく高価な茶がおいてある店もあり、ここは高いなどと素通りしていましたが、次回はもう少し注意深く見てみなければと思いました。
 竹筒茶は10月より12月に採った竹は虫が付かないと言うので、お茶を入れようと竹筒をオーダーしていました。ところが19日に横浜で行われた普及会の感茶祭で林先生に竹筒茶を飲ませて戴き、お話を伺って目から鱗が落ちました。
 飲ませて戴いた竹筒茶ですが、台湾の凍頂山で漢方の素養のある友人が作られたお茶でした。凍頂ウーロンを作った後、うんかなど虫の来る季節に茶葉を摘み青茶にする。茶を竹に詰める。竹はその時期に出来た新しい竹を使用しなければいけない。七十二時間ホンペイ(低温でゆっくり)する。それからしばらく落ち着かせ、又七十二時間それを三回程くりかえす。そうすると竹の水分が皆茶に移り、茶は固まって焙煎のきいたでも優しい飲み口の茶に仕上がります。この新竹の水分が体の毒をだすのだそうです。そして自然に水分を含み優しく仕上がった茶は老人や病人が一日中飲みつずけても大丈夫なお茶になるのです。そうか茶筒に入れると言うのは輸送の為だけではなかったのですね。
e0223339_2344426.jpg

e0223339_032362.jpg

 黒茶にも竹筒茶はいろいろあります。やはり詰めてから焚き火の回りに置いて仕上げます。
 旅の途中で体に悪い物を食べなければならない時もあります。体の弱い人やお年寄りもいます。そんな体を整え、免疫力を高める事こそお茶の役目なんですよね。未病のうちに治すのがお茶の力です。
 中国三千年、あまり身近かに有り過ぎていつもは忘れている、お茶は薬だったと言う事をあらためて思い出しました。
 お茶を友として、未病のうちに体を整え、梅雨の湿気にまけないで元気にすごしましょう。
私は湿気の多くなるこの時期は、さっぱりすっきりした生茶のプーアール茶からパワーをもらいます。もちろん実生の古茶樹で作ったお茶でなければ駄目ですよ。
 


 
[PR]
# by natch551 | 2012-05-30 23:00 | 中国茶

スーパーの裏口で

 この春は年齢の変わり目なのか、寒さが長引いたせいか、今一つ元気がでません。そんな中でも新のつくお野菜も出揃い、海の中も春になったようです。切り身が並ぶだけの日もあり、この冬はさみしい魚屋さんでしたが、例年より一ヵ月近く遅くなったけど、春爛漫になりました。この所何を買ったら良いのか、二人では食べきれないのがくやしいほど毎日いろいろ並んでいます。
 私はほとんどの食品を個人商店で買います。今は何がおいしいとか、どう料理したら良いかなどと勉強にもなり、何より余分な添加物が使用されていないので安心です。
 毎日通っているうちにお店の方とおしゃべりもするようになって、友だちに会えなくたって楽しいし気ばらしにもなります。
 プーアール茶を勉強する程、自分が生かされているのは、自然から命を戴いているという思いが強くなりました。季節の野菜しか買いません。だからレタスのサラダは夏だけ、筍が終わったら茄子も買おうかなんて、冬の生野菜は白菜や大根、ポテトサラダどまりです。養殖の魚、化学物質の入った調味料、出所のはっきりしないパン、肉、ソーセージの類も買いません。
e0223339_0341378.jpg

 ではスーパーマーケットが嫌いかと言うとそれは違います。スーパーマーケットは私の趣味の一つなんです。いま主婦に人気のある品、ポイント五倍の日は皆つめかけるけど、かえって高い品が多い事、などなどこれは又とっても勉強になるのです。我家はLの字にスーパーに囲まれていて、お茶を送るのに段ボールを貰いに裏口にもよく行きます。しっかりした無地の段ボールがあり、それを貰って愛用していたのですが、今日ふと何を送ってくるのか見てみました。何と韓国から送られて来たパンに使用されていたのです。Y製パンのパンは添加物が多いので有名で、半年たっても黴が生えないといわれますが、何と韓国から船便で来ているんですね。そうかどのコンビニでも百円ショップでも安い値段で売られているY製パンのパン、中国製のもあるかな?
 二ヶ月黴の生えなかったケーキもあります。いつでもどこでも安い値段で何でも手に入る。スーパーマーケットには焼肉のたれ、寿司酢、各種シチュー、ドレッシングのみならずこんな料理もできちゃうの?とびっくりするような料理にもインスタント調味料がいっぱいあります。裏を見れば添加物のオンパレード。こんなもの体に摂取するの?でもでもこれはどこの家の料理も同じ味に成るという事?コンビニのお総菜も同じでしょ?とりあえず野菜を洗ったり、肉を切ったりするわけだから、何故自分で調味料を調合しないの?そうしたら良い調味料を買っても安上がりだと思うのですが。
 安上がりなだけではなく、体の免疫力をなくしたり、皮膚に不要なシミを作ったり、その他もろもろ弊害も回避できます。
 どこの町でも良心的な個人商店が頑張っているはず、面倒くさいはしばし棚上げして、見回してみませんか? 苦しくても頑張っている、そんな店がなくなるのはとてもさみしい。出来るだけ応援してあげて下さい。あなた自身もきっと生活が楽しくなるはずです。
 買わなくても、どこの都市に行っても必ずスーパーマーケットには行きます。日本でも都市よって置いてある品が違いますし、世田谷区内でもどの駅でもちがいます。鮮度や店員の対応、はやっている店、そうでない店など本当におもしろい。
 もちろん買い物ゼロというわけではありませんけど、買うより他のお客さんや商品みて楽しむ事のほうが絶対多い、迷惑なおばさんですよね。
[PR]
# by natch551 | 2012-04-21 23:22 | 全体

想像を絶する道なき道のその先に

 今年も雲南省では2月末から茶摘みが始まりました。山や場所によって時期は大きく違います。
4月初めにW夫妻より連絡があり、初めて山に入れたと老班章の古茶樹の新茶が届きました。作ったばかりの晒青緑茶です。茶摘みは想像を絶した所だったようです。やっと山につれていって貰えたいろいろな話の中で、一番印象に残ったのは足が二つ並ばない狭い落ちそうな山道を歩いて行った事だそうです。つかまる所のない絶壁に命の危険をみじかに感じた報告は、都会で聞いていると何かおかしくて笑ってしまいましたが、高度恐怖症の私にはとても無理。その他もろもろ良くがんばったと思います。
e0223339_21595411.jpg

 そんなわけで、帰ってからまだ飲んでいないと届けて下さったW夫妻と海馬さんと4人でさっそく試飲しました。何と言っていいかわかりません。すごいパワーと言うのでしょうか?体が暑くなるのはもちろんの事、えもいわれぬ一種の酔いに襲われます。濃く入れると苦さが甘味に変わります。えぐみが残る茶とは違い、風格と優しさが同居した茶でした。お茶会の皆さんにもおわけしたくて、もう一回分確保させて戴き、昨日の茶会で飲みました。ある吉さんが「整体行った後と同じ」、桃猫さんが「これってお茶というより薬だね」と言ったのがこの茶の性質をよく表していると思いました。
 入り口のわからない獣道から絶壁を登り、それだけ苦労しても分けて貰えるお茶はほんの少ししかないそうです。世の中老班章の古茶樹と言って売られている茶は多数有りますが、中国政府もついに取り締まる法律を作り近々表示出来なくなるそうです。
e0223339_1322421.jpg

e0223339_1334071.jpg

 その次の週、今度は龍神村に調査に行ったえっちゃんが現地より、「想像絶する所です。急斜面で足二つ分は道幅がなく、普通の人なら落ちてしまい、登れません」と電話してきました。ここの樹木についてもいろいろ報告がありましたが、中国と日本、場所は変われど同じ報告、共通なのは命の危険を感じる程山の茶摘みが大変だと言う事です。そして驚くのはどちらも若い人がネをあげるそのような場所の茶摘みの主力が80歳を超えたお婆たちだと言う事です。
 「私は年だから若い人が行ってきて」なんて言っている、私の母たち世代ががんばっているんですよね。
e0223339_1344129.jpg

 W夫妻は中国の研究者達と一緒でした。彼らは人体実験やマウスの実験で山の茶樹が放射能にまで効果がある事が実証されても、化学分析すると茶畑の茶との差が出てこないと言いました。それはそうですよね。挿し木は親木とまったく同じ木になるのですから。えっちゃんも龍神村のお婆たちを見てるとその元気さは並ではないと言います。山の茶樹のパワーは自然の作りだす不思議です。
 嬉しいのは、苦労したのにW夫妻もえっちゃんも又行くと言っている事、どうやらお山のとりこになったようです。そんな実生の茶樹ファンがふえていってくれる事は何より嬉しいですね。
e0223339_13521100.jpg

 そうやって苦労して出来上がったお茶の良さを皆さんに理解していただく、それが山登りの不得手な私にも出来る役目でしょう。海馬さんと一緒に同病をどんどんふやして行く為に努力したいと思っています。龍神村の周さんに、お婆たちに感心したと話をすると「壁に突起つけて絶壁登りする競技あったよね、たぶんあれさせたらすごく強いと思う」そう言われ、老班章のお婆と龍神村のお婆があのカラフルな人工の壁登りする姿を思い浮かべて笑ってしまった。えっちゃんいわく、「彼女達には命綱いりませんよ」
[PR]
# by natch551 | 2012-04-16 00:20 | 中国茶
line

中国茶の楽しみから日々雑事まで


by natch551
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31