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周さんと龍神村の晒青緑茶、そしてコウロ種という茶樹

 不思議不思議、私が晒青緑茶と言っていたら、和歌山県熊野の龍神村から晒青緑茶が届きました。
 八十年代に今は伝説と言われる「三宿食堂」をやっていた森口周さんより、故郷の龍神村に帰りました、との便りと共に昔からこの村の人が飲んでいる山に自生している茶樹で手作りした茶が届きました。
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 昔から山にはコウロ種と呼ばれる、茶葉の大きさが手のひら大の茶樹があるそうで、調べてもらったら、雲南省のプーアール茶の原料になるアッサム種の大葉です。現在でも山に自生している茶樹は村の人が秋になると落葉を木の根元に集めて肥料にし、春の茶葉を摘んで釜炒りし、揉捻して、天日で乾して飲んでいるそうです。これってまさに晒青緑茶です。
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 大正時代の揉捻機も納屋に残っているそうで、その頃はアメリカに輸出もしていたという事です。えーそーなんだ。飲んでみるとおいしいお茶です。雲南省の晒青緑茶と変わりません。それが少し優しくなったそんな味わいのお茶です。周さんも村起こしのきっかけにしたいとの事で、土曜日のプーアール講習会の10人、鶴見グループのお茶会など20人程に飲んで貰いました。感想はこのお茶買いたいとかおいしいの声が多く、来年に向けて商品化出来るかも知れません。
 晒青緑茶は発酵茶ですから、プーアール茶と同じ効果があります。日本でも昔は貧しく完全栄養がとれない田舎の人々は、こんなお茶飲んでいたのだとあらためて思いました。そんな話をしていたら、海馬さんが、熊本でも茶畑にコウロ種が自生しているらしいとネットで調べてくれました。高知に住んでいた人からは今もそのような茶を作って飲んでいるという情報もいただきました。
 紅茶をイギリス目線だけで語ってはいけません。それより千年も前から世界に輸出されていたのです。そんな事を講習会でいっていた私が、日本の緑茶は宇治茶とか九州、静岡のブランド茶中心の目線で見ていたのでしょう。反省と勉強不足を痛感しました。日本の発酵茶は碁石茶やバタバタ茶のように、漬物にした茶のイメージが強かったのです。晒青緑茶があったのですね。考えて見れば此の方が完成まで時間もかからず簡単で気楽にできますよね。
 発酵茶と健康について、群馬大学の中村先生としている研究も二年目に入ってパイロット実験が終わり、少しですが補助金がいただける事になりました。やっと実験助手をお願いする事も出来そうです。今年は日本の晒青緑茶も少し調べてみようと思います。一つわかるとわからない事がいくつも出てくる、黒茶は本当に難しい。だからおもしろいのかも知れません。周さんにがんばってもらい追加の茶も作ってもらわなければ、農大のえっちゃんに聞くと揉捻にはプラステイックの洗濯板が一番良いらしい、メールで教えてあげなければ…。
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by natch551 | 2011-08-03 23:19
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