今日もぼんやりプーアール

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想像を絶する道なき道のその先に

 今年も雲南省では2月末から茶摘みが始まりました。山や場所によって時期は大きく違います。
4月初めにW夫妻より連絡があり、初めて山に入れたと老班章の古茶樹の新茶が届きました。作ったばかりの晒青緑茶です。茶摘みは想像を絶した所だったようです。やっと山につれていって貰えたいろいろな話の中で、一番印象に残ったのは足が二つ並ばない狭い落ちそうな山道を歩いて行った事だそうです。つかまる所のない絶壁に命の危険をみじかに感じた報告は、都会で聞いていると何かおかしくて笑ってしまいましたが、高度恐怖症の私にはとても無理。その他もろもろ良くがんばったと思います。
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 そんなわけで、帰ってからまだ飲んでいないと届けて下さったW夫妻と海馬さんと4人でさっそく試飲しました。何と言っていいかわかりません。すごいパワーと言うのでしょうか?体が暑くなるのはもちろんの事、えもいわれぬ一種の酔いに襲われます。濃く入れると苦さが甘味に変わります。えぐみが残る茶とは違い、風格と優しさが同居した茶でした。お茶会の皆さんにもおわけしたくて、もう一回分確保させて戴き、昨日の茶会で飲みました。ある吉さんが「整体行った後と同じ」、桃猫さんが「これってお茶というより薬だね」と言ったのがこの茶の性質をよく表していると思いました。
 入り口のわからない獣道から絶壁を登り、それだけ苦労しても分けて貰えるお茶はほんの少ししかないそうです。世の中老班章の古茶樹と言って売られている茶は多数有りますが、中国政府もついに取り締まる法律を作り近々表示出来なくなるそうです。
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 その次の週、今度は龍神村に調査に行ったえっちゃんが現地より、「想像絶する所です。急斜面で足二つ分は道幅がなく、普通の人なら落ちてしまい、登れません」と電話してきました。ここの樹木についてもいろいろ報告がありましたが、中国と日本、場所は変われど同じ報告、共通なのは命の危険を感じる程山の茶摘みが大変だと言う事です。そして驚くのはどちらも若い人がネをあげるそのような場所の茶摘みの主力が80歳を超えたお婆たちだと言う事です。
 「私は年だから若い人が行ってきて」なんて言っている、私の母たち世代ががんばっているんですよね。
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 W夫妻は中国の研究者達と一緒でした。彼らは人体実験やマウスの実験で山の茶樹が放射能にまで効果がある事が実証されても、化学分析すると茶畑の茶との差が出てこないと言いました。それはそうですよね。挿し木は親木とまったく同じ木になるのですから。えっちゃんも龍神村のお婆たちを見てるとその元気さは並ではないと言います。山の茶樹のパワーは自然の作りだす不思議です。
 嬉しいのは、苦労したのにW夫妻もえっちゃんも又行くと言っている事、どうやらお山のとりこになったようです。そんな実生の茶樹ファンがふえていってくれる事は何より嬉しいですね。
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 そうやって苦労して出来上がったお茶の良さを皆さんに理解していただく、それが山登りの不得手な私にも出来る役目でしょう。海馬さんと一緒に同病をどんどんふやして行く為に努力したいと思っています。龍神村の周さんに、お婆たちに感心したと話をすると「壁に突起つけて絶壁登りする競技あったよね、たぶんあれさせたらすごく強いと思う」そう言われ、老班章のお婆と龍神村のお婆があのカラフルな人工の壁登りする姿を思い浮かべて笑ってしまった。えっちゃんいわく、「彼女達には命綱いりませんよ」
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by natch551 | 2012-04-16 00:20 | 中国茶

桜咲いて活動再開とkif-kifの会

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 今日は先月中止になったClub_Leafのお茶会をしました。白茶いろいろ、新茶の龍井、単叢の八仙、凍頂ウーロン、東方美人、93年7542プーアールなどなどですから、本当に贅沢な時間でした。どれも選りすぐりのお茶で、参加した方たちからの差し入れです。私のお茶はプーアールと白茶だけ、あとは賄い飯とお水を用意して、お菓子の差し入れも7,8種類ありました。
 午後2時からの開始で、今日は早めに終わりましたが9時すぎていたかな。ざっと7時間はお茶飲んでいたのですね。先日3日の広州旅行仲間との会も楽しかったし、11、12日もお茶会です。
 自粛、自粛で不景気にあえいでいる人の多いこの頃、みんなが変わらず来てくれて、買ってくれて、たくさん笑っておしゃべりして、私はなんて恵まれているのでしょう。そう考えるとこれからは少しでも皆さんのお役にたちながらの経済活動を考えなければと思います。

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 とりあえずおいしいもの大好きな私、フレンチと中国茶で夜の講習会はじめます。第一回は18日6時より、白金高輪のKif-Kifさんとのコラボです。お料理とっても楽しみです。
 季節のフレンチレシピ付、最高の緑茶、プーアールともりだくさんで会費5000円、お陰様でお声を掛けた方皆さん出席予定です。
 楽しい会にしなければ。。。ひと月一回を予定してます。そのうちフレンチの賄い飯作りますからお茶会で楽しみにしてくださいね。
 節電は大切ですし、買いだめもいけませんが、過度の自粛で倒産したり、キャンセルに苦しんでいるレストランやホテルも多いのです。5月の連休海外旅行キャンセルした人、せめて国内旅行や外食をするのも必要かと思います。一年かけて若い人中心の本も企画したいし、今月はよその講習会やお茶会にも積極的に参加しようと思います。少しでも出来る経済活動する事が復興支援につながると思います。
 7月になったらまた秋の広州旅行計画しよう。ベトナムやマレーシアにも行きたいな。それには仕事も一生懸命しなければ。被災地の方々にまけぬよう頑張って、今年は例年以上に経済活動しようと思います。
 毎日ニュース見ているだけで、鬱になったと来た人もいるし、不安で夜出かけたくないから旅行キャンセルした友人もいます、そんな気持ちもわかります。無理する事はありませんが、少しずつでも前向きに元気だして行ければ良いですね。私達が元気であってこそ被災者の方々をささえて行く事ができるのですから。
 
 
 
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by natch551 | 2011-04-09 22:55 | 茶会

茶頭

 2月4日は新年ワインパーテイーにゲストで招いていただきました。高層ビルの最上階、マンション居住者専用の素敵なお部屋に、助手の倫子さんと伺いました。キッチン付きなので、料理自慢の奥様方手作りの本格イタリアンおいしかったです。
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 春節2日目ということで、皆さまに中国茶を入れさせていただきました。
 50人ほどいるので大変でしょうと言われましたが、普洱茶の「茶頭」があれば大丈夫です。このお茶はくせがなく油ものにも合いますよ。香港協会のクリスマスパーテイーでは80人分、理事の皆さんが香港で買ってきて下さったヤムチャ用の、600ccほど入る大きなポットが12個用意されていました。それぞれのポットに3回づつは入れたから、36煎は茶葉を替えずに入れることができました。
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 4日の茶はまだまだ捨てるにはもったいないと、ガラスポットに入れたまま家に持ち帰り、10煎は楽しみました。
 ウェルカムテイーは鳳凰単叢、食後は武夷岩茶です。
 90年代の茶頭は茶壺天堂の名物です。可溶水分が多いので、一人暮らしのお客様は一週間飲んだとか、この茶を飲むようになってから他の茶が減らなくなったと言われたり、普洱茶嫌いの人が好きになったりと、一度飲み出すと必ず追加注文が来るお茶です。昨秋昆明では新しい茶頭しか見当たらず、昨年2月に広州で30kgほど仕入れた茶は、12月に終わりになってしまいました。皆様にご迷惑お掛けしながらこっそり自家用だけは確保、ごめんなさい。
 今では「茶頭」というとご存知の方も多いのですが、5年前に仕入れた時にはまだ知る人も少ない茶でした。簡単に言うと、普洱熟茶の堆積過程の最後、表面の茶は乾いてしまいます。それを取り外し成型して熟茶を作ります。その表面の乾いて固まった茶が茶頭です。直径2㎝から5㎝位の不定形で、何煎入れてもゴロゴロした形のまま散茶にはなりません。今では10万円近くになった餅茶なのか、1万円代の方磚茶なのか、その元の茶葉はわかりません。一袋の中にも大きくて色の薄めの茶、小さめで色の黒い茶などがごたまぜですが、その分お安くて普段飲むにはうってつけなのです。
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 ああ、来週は広州仕入れ。あれもこれもと手持ちが6〜70kgにはなってしまい、帰りの空港ではいつもバトルです。チョットさばよんで「私は40kg、主人は50kgしかないのだから」とねばっていつも60kg近く預け入れるのですがこれが一仕事、考えるだけで疲れちゃう。でも税金や送料は高いですから、少しでも安く売るにはやはりハンドキャリーが一番。
 中国では郵送するのも制限があり、普洱茶は茶葉がくずれる心配はないのでその分気が楽とはいっても重さはあります。どうやって持って帰ろう。旅の前にはいつもそれで頭がいっぱい、中国本土から送る荷物は様々な問題に悩まされます。だれか良い方法ありませんか?
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by natch551 | 2011-02-13 18:38 | 普洱茶
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中国茶の楽しみから日々雑事まで


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